好きだけど浮気する人の矛盾とは?

「好きだと言われていたのに浮気をされた」という状況は、多くの人にとって理解しがたい矛盾に感じられます。愛情があるなら浮気はしないはずだ、と考えるのは自然なことです。しかし現実には、相手を好きだと感じながら浮気をする人は確実に存在します。この矛盾は、嘘や演技だけで説明できるものではなく、人の心の構造そのものに原因がある場合も少なくありません。

ここでは、「好き」と「浮気」という一見相反する行動が、なぜ同時に成立してしまうのか、その心理的背景を掘り下げていきます。

「好き」と「誠実」は必ずしも同義ではない

多くの人は、好きであることと誠実であることを同一視しがちです。しかし心理的には、この二つは必ずしも一致しません。相手に愛情を感じていても、自分の欲求や感情を優先してしまう人は存在します。

つまり、愛情があるから裏切らないのではなく、誠実さを選べる人が裏切らないという構造です。好きという感情だけでは、行動を制御する力として不十分な場合があります。

欲求と愛情を切り離して考える心理

特に浮気を繰り返す人に多いのが、欲求と愛情を別物として捉える考え方です。恋人や配偶者への愛情は本物だと感じていても、刺激や承認欲求、性的欲求を満たす手段として浮気を正当化してしまいます。

  • 浮気は一時的な欲求処理だと考えている
  • 本命を傷つけなければ問題ないと思っている
  • 気持ちが本命にある限り裏切りではないと認識している

この思考は本人にとっては合理的でも、相手にとっては強い裏切りとして受け取られるため、深刻なズレを生みます。

自己中心的な愛情の形

好きだけど浮気する人の愛情は、相手を大切にする愛というよりも、自分の感情を満たすための愛であることがあります。相手がどう感じるかよりも、自分が寂しくないか、退屈していないかが行動基準になっている状態です。

このタイプは、愛情そのものは本物だと感じていても、相手の痛みを現実的に想像する力が弱い傾向があります。その結果、矛盾した行動を取ってしまいます。

関係が安定すると刺激を求める心理

人は安心と刺激を同時に求める矛盾した存在です。安定した関係の中で安心感を得ながらも、同時に新鮮さやドキドキを欲する人もいます。

この場合、浮気は「逃げ」ではなく「追加要素」として行われます。本命の関係を壊したいわけではなく、退屈やマンネリを感じた部分だけを外で補おうとする心理です。

罪悪感を最小化する思考の仕組み

好きな相手を裏切っているという事実は、誰にとっても強いストレスになります。そのため浮気をする人は、無意識のうちに罪悪感を減らす思考を作り出します。

  • バレなければ問題ない
  • 相手も完璧ではない
  • 自分は愛しているから悪くない

こうした自己正当化が積み重なることで、「好きだけど浮気する」という矛盾が本人の中では成立してしまいます。

矛盾に気づかない人と気づいている人の違い

浮気をする人の中には、自分の矛盾に無自覚な人と、薄々気づきながら目を逸らしている人がいます。後者の場合、心のどこかで「このままではいけない」と感じていることもあります。

しかし問題に向き合わず行動を続ける限り、矛盾は解消されず、関係は少しずつ崩れていきます。

まとめ

好きだけど浮気する人の矛盾は、愛情が嘘だから起きるとは限りません。欲求と愛情を切り離す思考、自己中心的な愛の形、刺激を求める心理、罪悪感を避ける防衛反応など、複数の要因が絡み合って生まれます。

重要なのは「好きかどうか」だけで相手を判断しないことです。愛情をどう行動に反映できる人なのかを見極めることが、健全な関係を築く上で欠かせない視点となります。

浮気・恋愛心理
著者
浮気体験ナビゲーター
結月れい

10代の恋から30代の同棲解消まで、あらゆる恋愛を経験。
自らの失敗談と、寄せられたリアルな浮気体験談を元に、感情と事実の両側から「浮気の真実」に迫る。
現在は恋愛心理と男女関係のズレを研究中。
「後悔の前に知ってほしいこと」を届けるため、体験者視点で運営しています。

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