「絶対にバレてはいけない」
そう分かっていたのに、感情のブレーキがきかなかった――。
姉妹というもっとも身近で信頼すべき存在の“彼”と関係を持ってしまった女性が、最終的に何を失い、何に気づいたのか。
家族という枠を超えてしまった浮気のリアルな結末を、実話をもとにお届けします。
1. 姉の彼と私の関係の始まり
もともと姉の彼とは、家族ぐるみで会う機会も多く、気さくで優しい人という印象がありました。
彼は私にもフランクに接してくれ、自然と会話も弾むように。
姉が仕事で多忙な時期、偶然ふたりで一緒に過ごす機会が増え、「ちょっとだけ相談に乗ってほしい」という彼の一言がきっかけでした。
その相談をきっかけに、私たちは徐々に心の距離を縮めてしまったのです。
2. 最初は罪悪感しかなかった
彼と一線を越えたその日、心に渦巻いたのは猛烈な罪悪感でした。
姉の顔が何度も浮かび、「私は何をやってしまったんだろう」と自分を責める気持ちでいっぱいに。
「これっきりにしよう」そう決意したにもかかわらず、彼からの連絡を断ち切ることができませんでした。
3. 姉にバレた瞬間
ある日、私と彼とのLINEのやりとりを姉が見てしまいました。
突然家に押しかけてきた姉の目は、怒りと失望で真っ赤に染まっていました。
私は何も言えず、ただ涙を流すことしかできませんでした。
4. 姉妹関係の崩壊
それ以降、姉とは完全に絶縁。
家族も私の行動に対して強く非難し、居場所を失ったような感覚に陥りました。
たった一度の過ちが、家族の絆を簡単に壊してしまうことを、このとき初めて痛感しました。
5. 彼との結末
姉との関係が破綻したあと、彼とはしばらく関係が続きました。
しかし、その関係に明るい未来はなく、彼も罪悪感に押しつぶされていきました。
数か月後、彼から「やっぱり無理だ。自分を許せない」と言われ、私たちは自然消滅。
何もかもを失った、それが現実でした。
6. 後悔と向き合う日々
今でも、ふとした瞬間にあのときの出来事を思い出します。
姉に謝罪の手紙を送ったこともありましたが、返事はありません。
信頼は一度裏切ると、簡単には戻らない。それを身をもって知りました。
まとめ
姉妹の彼氏と浮気をしてしまった私の話は、決して美談にはなりません。
感情に流された結果、一生消えない傷を家族につけてしまったのです。
もし今、同じような状況に揺れている人がいるなら、声を大にして言いたい。
一時の感情で踏み出した一歩は、大切な関係を壊す引き金になると。
人を傷つけた先に、本当の幸せは決して存在しません。